葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策を学ぼう
今回は、葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策に関するお話です。
葉酸サプリメントの取りすぎによる過剰摂取は副作用が起こるらしい・・・・そんな話を聞いたことがありますか?過剰摂取してしまうとどんな副作用が起きてしまうの?副作用を防ぐにはどうしたらいいの?
葉酸サプリメントの取りすぎによる過剰摂取と副作用の関係は妊活中や妊娠中の方にはぜひ知っておきたいこと。「葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策を学ぼう」について知り、上手に妊活ライフをはじめましょう!
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
葉酸サプリを過剰摂取しちゃうとどうなっちゃうの?
過剰摂取しないためにはどうしたらいいの?
葉酸サプリを摂取している方や葉酸サプリをこれから摂取しようとしている方のなかには、葉酸サプリの重要性とメリットは認識しているものの、デメリットはないのかという不安を感じる方もいらっしゃると思います。
こんにちは!
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、葉酸サプリの取りすぎによる過剰摂取と副作用についてそんな疑問を持ったことがありますか?
私も多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていたときに葉酸サプリを摂取し始めたのですが、葉酸サプリの重要性を認識する中で、危険性や気をつけるべきことはないのかという不安を感じたことがあります。
ところがそのときに
葉酸サプリの過剰摂取は副作用があるらしい・・・
という情報を目にすることがあり、少し心配になった経験があります。
元気な赤ちゃんを産むために摂取する葉酸サプリメント。その葉酸サプリメントを飲むことで、副作用がでてしまうのだったら、いったい何を飲めばいいのかわからなくなってしまいそうでした。
ここでは、私が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中に得た「葉酸サプリの取りすぎによる過剰摂取と副作用と対策」について、私が知っていることは全てお話していきたいと思います。
この「ひよこいキャンパス」を読んでいただければ、不妊治療による妊活の末、妊娠することができた私と同じだけの妊活知識について知っていただけると思います。
それではひよこいキャンパス補習編はじまりです!
葉酸サプリの取り過ぎによる過剰摂取はどんな副作用が起こる?
妊活中や妊娠中の人たちにとって、葉酸サプリは必須のサプリメントです。
妊活中の人にとっては葉酸サプリは、子宮内膜を厚くしてくれて妊娠しやすい環境を作ってくれる心強いサポーターですし、妊娠中の人たちにとっては赤ちゃんの先天性異常のリスクを72%も軽減してくれるということもあり、現在では世界各国で妊活・妊娠中の人たちに葉酸サプリの摂取を推奨されています。
日本でも厚生労働省が中心となり、葉酸サプリの重要性の普及に取り組んでおり、まだまだ日本人のなかでも知らない人は少なくないものの、母子手帳にも葉酸サプリの重要性が記載されるほど、妊活・妊娠中の人たちには欠かせない栄養素となっています。
食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減が期待できる。
ところが、妊娠に必須の葉酸サプリも過剰摂取はよくないのです!
過剰摂取を続けてしまうと
葉酸サプリの過剰摂取による副作用
- 喘息リスク
- 葉酸過敏症
- ビタミンB12欠乏症の発見が困難になる
という副作用が起こる可能性が高まるといわれています。
・喘息リスクとは
喘息リスクとは、葉酸サプリの取り過ぎによって引き起こされる可能性がある赤ちゃん小児喘息のことで、オーストラリアのアデレード大学の研究発表によると、妊娠後期に葉酸サプリを過剰に摂取し続けたら、副作用として子供が喘息になる可能性が統計学上1.26倍になるというデータが発表されています。
Effect of Supplemental Folic Acid in Pregnancy on Childhood Asthma: A Prospective Birth Cohort Study
・葉酸過敏症とは
葉酸過敏症とは、葉酸サプリの取り過ぎによって引き起こされる可能性がある、かゆみ、蕁麻疹、発熱、呼吸障害など、葉酸の過剰摂取による副作用として、引き起こされる身体症状を言います。発生そのものは非常にまれなものとなっています。
限定的ではあるが、葉酸の経口及び非経口投与による過敏性反応についての症例報告があるが、これらの反応が製剤中の他の成分に起因する可能性は除外できない。したがって、過敏症の発生の可能性はあるが、非常にまれな場合であると考えられる。
・ビタミンB12欠乏症の診断を困難にするとは
葉酸サプリの取り過ぎによって、ビタミンB12欠乏症の診断困難になる可能性があると言われています。ビタミンB12欠乏症の代表的な症状は、悪性貧血や吸収不全で、そのほかにも神経症状として、四肢の痺れ、歩行困難、記憶喪失、認知症などがあります。高齢者で葉酸サプリの過剰摂取をしてしまうと、副作用としてこれらの症状の発見が遅れる可能性があるといわれています。高齢者ではないとはいえ、妊娠中の人にとっても葉酸サプリの過剰摂取は控えたほうがいいでしょう。
葉酸の過剰摂取はビタミンB12欠乏症を診断しにくくする
5 mg/ヒト/日以上の葉酸を摂取した場合の、ビタミン B12欠乏症(悪性貧血)患者における神経症状の悪化の可能性が最も重大な有害影響とされ、1 mg/ヒト/日までの用量では、血液学的徴候のマスキングは起こらないことから、UL として 1 mg/ヒト/日が設定された。また、この UL は妊娠女性又は授乳中の女性にも適用可能であるとされた。
葉酸サプリの取り過ぎによる過剰摂取は、以上のような副作用を起こす可能性があるといわれていますが、それではどのくらいの摂取量が適量で、どのくらいからが過剰摂取になってしまうのかについて、次の項目でお話したいと思います。
葉酸サプリの取りすぎによる過剰摂取と副作用の補習タイム!
なるほど~!葉酸サプリは厚生労働省も推奨するほど妊活や妊娠中の人には必須のものと言われているけれど、いくら必要なものとはいえ、過剰摂取は良くないんだね♪
上手に葉酸サプリを摂取するために次の項目で、どのくらい葉酸サプリを摂取したら過剰摂取になってしまうのか、過剰摂取による副作用を防ぐコツを学んでいきましょう♪
1日1000μg(1mg)以上は葉酸サプリの過剰摂取です!
ではいったい葉酸サプリの過剰摂取といわれるのは、どのくらいの量をいうのでしょうか。
妊娠中の女性が1日に摂取したい葉酸サプリの推奨量は1日400μgですが、
葉酸サプリの過剰摂取ラインになるのは1日1000μg(1mg) を越したらになっています。
Effect of Supplemental Folic Acid in Pregnancy on Childhood Asthma: A Prospective Birth Cohort Study
先ほどのオーストラリアのアデレード大学の研究発表にあった、喘息リスクについても1日1000μg(1mg) を妊娠後期に摂取し続けていたら、副作用として子供が喘息になる可能性が1.26倍ほど増えるという研究データになっています。
ただし、これはあくまでも過剰摂取し続けたらというお話です。
葉酸サプリの摂取は1日400μgが推奨されているところ、その適正量の2.5倍の1000μg(1mg) を毎日摂取し続けたら、というデータですので、葉酸サプリが危ないという話ではないので勘違いしないようにしたいですね。
葉酸サプリそのものは厚生労働省も摂取をするように呼びかけている、妊活中や妊娠中の人には必ず必要なものなのです。
葉酸サプリの過剰摂取を防ぐコツとは?
妊活・妊娠中には毎日摂取し続けたい葉酸サプリ。その過剰摂取を防ぐためにはどうしたらよいでしょうか。
ポイントはたったひとつ。
葉酸サプリを選ぶことです。
葉酸サプリの摂取量は日本人の場合、1日400μgが推奨量ですが、海外の葉酸サプリの場合は一日分のカプセルでこの400μgをはるかに超えてしまうものも存在します。
日本製品の場合は、ほとんどのものが一日あたり400μg以内に抑えて作られているので、過剰摂取を控えたい場合は必ず葉酸サプリの一日摂取量を400μgに抑えられるサプリメントを選んでください。
ちなみに葉酸は科学的に2種類に分けられていて、食事から摂取できる天然葉酸とサプリから摂取できる合成葉酸とに分けられています。この過剰摂取のリスクというのは合成葉酸、つまり葉酸サプリから過剰摂取した場合のデータで、食事からはいくらとっても副作用の心配はない言われていますので、安心してください。
食品由来の葉酸の過剰な摂取による有害影響の報告はない
アデレード大学の葉酸サプリの研究データでも、食事中の天然葉酸からの過剰摂取したとしても、妊娠後期の葉酸の過剰摂取による子供の喘息リスクの向上は見られなかったと記載されています。
Effect of Supplemental Folic Acid in Pregnancy on Childhood Asthma: A Prospective Birth Cohort Study
したがって、食事と葉酸サプリのトータルの葉酸摂取量を1日あたり1000μg以内におさえる意識は特に必要なく、葉酸サプリからの葉酸摂取量を1000μg以内に抑える、ということを覚えておけば問題ないということです。
こういった研究をもとに日本の葉酸サプリの妊娠中の推奨量は400μgと定められていて、日本製の葉酸サプリはほとんどこの一日あたり400μgを越えないように調整されています。
葉酸サプリの取りすぎによる過剰摂取と副作用の補習タイム!
葉酸サプリの過剰摂取は良くないけれど、日本製の葉酸サプリで一日の容量を守っていれば、ほとんどが国が推奨している400μgを越えることはなさそうだね♪
食事から自然と摂取している葉酸についてはいくら摂取しても過剰摂取にはならないんだね♪だから葉酸サプリからの摂取を1日1000μg以内に抑えるということだけ意識しておけば副作用については問題なし!だね♪
葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策を学ぼう!のまとめ
葉酸サプリの取りすぎによる過剰摂取と副作用と対策を学ぶうえで、大切なのは6つあることになります。
葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策を学ぼう!のまとめ
- 副作用は3つあり
「喘息リスク、葉酸過敏症、ビタミンB12欠乏症発見困難」 - 葉酸サプリの摂取は国も推奨しているように必要なもの
- 葉酸サプリから1日1000μg以上摂取したら過剰摂取!
- 国の推奨量の、1日400μgになっている国産サプリが安心!
- 食事から摂取した葉酸は、過剰摂取にはならない。
- 葉酸サプリからの摂取を1日1000μg以内と覚えればOK!
「葉酸サプリは取りすぎ注意!過剰摂取による副作用と対策を学ぼう」の補習はおしまいです♪
このページは「葉酸サプリメントの選び方決定版!」の補習編になります。葉酸サプリメントについてもっと知りたい方は、以下の葉酸サプリ教室の本編で詳しくお話しています。
⇒【本編】葉酸サプリの選び方決定版!妊活に必須の葉酸サプリの安心できる選び方のコツ
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
タグ:葉酸サプリの教室