私のこの症状って黄体機能不全!?症状の原因と検査法
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
こんにちは!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、黄体機能不全の症状の原因と検査法についてご存知でしょうか?
ここでは、不妊の原因とされることの多い、黄体機能不全の症状についてお話していきたいと思います。黄体機能不全の症状の原因と検査法について知り、不安を安心に変えて妊活に取り組みましょう。
それではひよこいキャンパス、黄体機能不全の教室「私のこの症状って黄体機能不全!?症状の原因と検査法」のはじまりです!
黄体機能不全はなぜ妊娠しにくいの?
黄体機能不全とは・・・
体内の黄体が正常に機能していない状態のことを指します。黄体とは卵巣の中で排卵が起きた後に作られるのですが、黄体は妊娠に不可欠な黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌する重要な働きを担っています。
黄体機能不全は、どんな症状が出てくるのですか?
妊娠することが難しくなります。また、黄体期(排卵後の期間で、受精が起こらなければ、約14日間続き、月経の直前に終わる)に異常出血することもあります。参考元:博愛医院
つまり黄体機能不全だと、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が正常におこなわれないため、妊娠しにくい、もしくは妊娠が継続しにくくなってしまうのです。
基礎体温と生理の周期でみる黄体機能不全の3つの症状をチェック
日頃の生活の中で、もしかしたら黄体機能不全かもと心配になる人は、まずはご自身の基礎体温と生理周期をもとに症状を確認してみてください。
黄体機能不全の場合は、基礎体温と生理周期に以下のような症状の特徴があります。
症状1.高温期の持続期間が短い症状
通常排卵後の高温期というのは2週間ほど持続するのですが、黄体ホルモンの分泌が少ない人の場合は、高温期が短い傾向にあります。高温期が10日以下の症状の場合は黄体機能不全の症状の可能性も考えられます。
症状2.生理周期が短い症状
生理周期が短い人は、黄体ホルモンの分泌量が少ない可能性があります。黄体ホルモンの分泌が少ないと高温期の持続が難しく短くなってしまうため、その分、生理周期が短くなっている傾向があります。
症状3.高温期と低温期の温度差が0.3℃以下の症状
黄体ホルモンの分泌が少ないとしっかりと高温期にならないこともあるため、低温期と高温期の温度差があまりない症状の傾向にあります。もしも高温期と低温期の温度差が0.3℃以下の症状の場合は、黄体機能不全の症状に可能性が考えられます。
黄体機能不全の症状の4つの診断基準
黄体機能不全かどうかの症状の正確な診断は病院の医師によりおこなわれますが、黄体機能不全の症状の診断基準は4つのポイントをもとに診断されます。
症状1.高温期の持続期間
基礎体温の排卵後の高温期の持続期間が10日以下の症状の場合、黄体機能不全と診断されます。
症状2.低温期と高温期の温度差
低温期と高温期の温度差が0.3度以下の症状の場合は黄体機能不全の症状の疑いがあります。一般に高温期は36.7℃以上とされていますが、高温期の基礎体温が36.7℃以上あったとしても低温帰途の温度差が0.3℃以下の場合は、黄体機能不全の症状の疑いがあります。
症状3.子宮内膜の厚さ
子宮内膜の厚さが8mm以下までしか厚くならない症状の場合は、黄体機能不全の症状の疑いがあります。
症状4.プロゲステロン値
黄体期中期の血中のプロゲステロン値の数値が10ng/ml未満の症状の場合は、黄体機能不全の症状の疑いがあります。
これら4つのポイントのうち、1つでも当てはまる症状があれば黄体機能不全の症状の可能性が高いといわれています。
参考元:いくたウィメンズクリニック
黄体機能不全の主な原因はFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の分泌不足と子宮内膜の感受性の悪さ
黄体機能不全の症状がなぜおこってしまうかという理由は、明確には解明されていませんが、さまざまな原因により黄体ホルモンが不足してしまう状態になります。
何が原因で黄体機能不全になるのでしょうか?
明確な原因は解明されていませんが、①性周期にあわせて適切なホルモンを分泌するなど、卵巣機能をコントロールしている、脳内の間脳視床下部(かんのうししょうかぶ)、脳下垂体(のうかすいたい)という器官が正常に機能していない、②卵巣機能が正常に機能していない、などと言われています。参考元:博愛医院
もう少し詳しくお話しすると、黄体機能不全の症状の原因は以下の二つになります。
原因1.FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の分泌不足
卵巣の機能というのは脳下垂体によって働きを指示されています。卵胞が元気に成長するためには、FSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌が必要で、排卵するためにはLH(黄体形成ホルモン)の分泌がとても重要になるのですが、このどちらかの分泌が不足してしまうと、黄体ホルモンの分泌も不足してしまい、黄体機能不全の症状が起こるといわれています。
原因2.子宮内膜の感受性が悪い
FSH(卵胞刺激ホルモン)の分泌もLH(黄体形成ホルモン)の分泌も正常におこなわれ、黄体ホルモンは不足していないにもかかわらず、子宮内膜の感受性が悪く適切に厚くなってくれないことで身体が間違って黄体ホルモン不足と勘違いしてしまう場合もあります。
また、高アンドロゲン血症、高プロラクチン血症、糖尿病などの病気、それ以外にもストレスをはじめ喫煙などでも黄体機能不全の症状を起こすことがあると言われています。
黄体機能不全の病院での検査と時期について
黄体機能不全の病院での検査は問診と血液検査によりおこなわれます。
問診では、生理周期の長さや生理中の出血量、生理の日数をはじめとしてあらかじめ用意しておいた基礎体温表をもとに、症状などを医師が把握していくかたちになります。基礎体温表をもとにした問診の段階である程度の判断が可能になります。
血液検査では、「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の分泌量を調べます。黄体期に血液検査を行い、血中のプロゲステロン値を測定して黄体機能不全かどうかの診断をおこないます。血液検査のタイミングは高温期に入ってから7日目頃の時期におこなわれます。
また、ここから更に詳しく調べる場合は、組織検査と呼ばれるものも追加することがあります。組織検査では、黄体期の子宮内膜の一部分を採取して子宮内膜の厚さなどを検査します。
費用や値段については、何をどこまで検査するかによってもかわりますがおおむね1万円前後になることが多いようです。
私のこの症状って黄体機能不全!?症状の原因と検査法のまとめ
黄体機能不全は、黄体ホルモンの分泌異常により妊娠しにくくなる不妊原因の症状です。
高温期が短い症状、生理周期が短い症状、高温期と低温期の温度差が0.3℃以下の症状の場合は黄体機能不全の症状の可能性もあるので、一度病院で検査を受けてみてください。
黄体機能不全でも治療や体質改善などで症状が改善できることが少なくないので、妊娠したいと考えている方は、できるだけ早く妊娠できるようにご自身で出来る体質改善なども平行して取り組まれると良いでしょう。
私のこの症状って黄体機能不全!?症状の原因と検査法のまとめ
- 高温期が短い、生理周期が短い、高温期と低温期の温度差が0.3℃以下の場合は黄体機能不全の可能性
- 黄体機能不全の主な原因はFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の分泌不足と子宮内膜の感受性の悪さ
- 黄体機能不全の病院での検査は問診と血液検査によりおこなわれます
「私のこの症状って黄体機能不全!?症状の原因と検査法」の補習は以上になります。最後に不妊治療を経て妊娠出産できた私が妊娠するために大切にしていたことをお話します♪
さいごに…黄体機能不全で妊娠を目指すなら、間違った葉酸サプリを飲まないことが大切
最後に少しだけお話しするのが、黄体機能不全で妊娠を目指す人には知っておいて頂きたい、葉酸サプリについてです。
妊活で一番重要視しなければいけないのは、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれる準備をすることですが、これから授かる赤ちゃんが元気に生まれてくるために大切なのは、葉酸サプリをしっかり飲む事だってご存知でしたか!?
黄体機能不全で真剣に妊娠を目指している方なら、既に葉酸サプリの重要性をご存知かと思いますので、飲んでいない人はおそらくいらっしゃらないはずですが、葉酸サプリは妊娠したい女性は積極的に摂取するようにと、厚生労働省が勧告をしているくらい重要なもので、これだけは最低限はじめたほうがいいものなんです。
諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。
というのも・・・葉酸サプリを妊娠前から積極的に摂取しておくだけで、赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるんです。
妊娠したいと思ったら、一番最初に始めたほうがいいのが葉酸サプリをしっかり飲むこと。子供を授かってからでは遅いんです。子供が欲しいと思ったときが葉酸サプリを飲み始めるのに最も適したタイミングなんです。
それだけではありません。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くしてくれて、妊娠しやすい身体作りをサポートしてくれます。そのような背景があり、国だけでなく妊娠のプロである不妊治療の専門医の先生達も、葉酸サプリは妊娠したいなら必ず摂取するように呼びかけているんです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
葉酸は妊娠を考えはじめた時から服用しましょう。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くして妊娠しやすくしてくれ、妊娠後の赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるもので、現在では不妊治療の専門医だけでなく、国も「妊娠したい人は積極的に」葉酸サプリを摂取するように勧告しています。それだけ葉酸サプリというのは、妊娠したいと思う人にとっては最重要なものなのです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
黄体機能不全は黄体ホルモンの分泌異常により起こる不妊原因のひとつですが、妊娠するためには大切なことがあります。
黄体機能不全で妊娠を目指す人にとって大切なのは、排卵したチャンスを逃さないことです。
排卵しても着床しなければ妊娠は出来ません。着床するには子宮内膜がふかふかな状態になっていなければいけないのです。
黄体機能不全は黄体ホルモン不足により子宮内膜が厚くなりにくく妊娠しにくくなりやすいので、黄体機能不全の人は日頃から葉酸サプリをきちんと摂取して子宮内膜をふかふかにしておくことを忘れないようにしてください。黄体機能不全で妊娠したいと強く願う方にとっては葉酸サプリは何より重要なもののひとつになってきます。
不妊治療をしていた私は、妊活中からずっと葉酸サプリを摂取した結果、妊娠出産することができましたが、葉酸サプリはただ飲めばいいわけではありません。
妊娠するために最適な葉酸サプリを飲まなければ意味がないのです。
もしも、いま飲んでいらっしゃる葉酸サプリを真剣に選んでいなかった方、もしくは実はまだ葉酸サプリを飲んでいなかった・・・という方は実際に不妊治療をして出産できた私が妊娠するのに大切だと実感した葉酸サプリの選び方をご覧いただければと思います。選び方だけではなく、不妊治療中、私が実際に飲んでいた葉酸サプリについても少しだけお話しています。
⇒不妊治療を経て妊娠出産することができた私が大切にした、葉酸サプリの選び方の解説はこちらをクリック
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
タグ:黄体機能不全の教室