初めての妊活と子作り!妊娠の仕組みと基礎知識を学ぼう
※このコラムは夫に代わり、妻の「ひよこい」がナビゲートいたします♪
こんにちは!
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、妊娠や子作りについての妊活基礎知識はもっていらっしゃいますか?
これから子作りしたいと思っている人も、なかにはまだ妊娠や子作りについての妊活基礎知識というのを、あまりご存知じゃない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
・・・実は私は、不妊治療による妊活を始めるまではあまり、妊娠や子作りの仕組みについての妊活基礎知識を持っていませんでした。
だから、いざ本格的に妊活を始めようとした際に、夫と一緒にたくさんの本やインターネットで妊娠や子作りの仕組みについての妊活基礎知識の情報を探したりしていた記憶があります。
今でこそ、妊娠や妊活についての妊活基礎知識は人並みにありますが、あまりきちんと知らなかったときは結構、この妊活基礎知識の情報集めというのに時間がかかっていました。
ここでは、私が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中に得た妊娠や子作りの妊活基礎知識を全てお伝えいていきたいと思います。
この「ひよこいキャンパス」を読んでいただければ、不妊治療による妊活の末、妊娠することができた私と同じだけの子作り知識について知っていただけると思います。
それではひよこいキャンパスはじまりです!
まずは妊活と子作りの基礎知識!妊娠の仕組みについて学んでみよう♪
人はどうやって妊娠をするかご存知ですか?
小さいころは、コウノトリさんが赤ちゃんを運んできてくれると習った方も多いと思いますが、
本当のところは、女性の体のなかで卵子と精子が出会うと赤ちゃんが出来るんですね。
でも、卵子と精子が出会うとき、あなたの体のなかではいったい何が起こっているかという妊娠や子作りについての妊活基礎知識は、意外と知らない人も多いかもしれませんね。
卵子と卵巣と卵胞の違いって知ってる?卵子の成熟について、妊娠や子作りについての妊活基礎知識を解説!
まず、妊娠するのに何より大事なのは女性の体のなかで卵子が育って成熟していることが重要です。
卵子が育って成熟していなければ、いくら精子が女性の体のなかに入ってきていても、出会って妊娠することはないんです。
じゃあ卵子はどこで育つのかというと、女性の子宮のなかには、卵巣とよばれるものが子宮の左右にひとつずつあります。この卵巣の中が卵子を育てる場所なんです。
そしてさらに、この卵巣のなかには卵胞とよばれる卵子が包まれている袋があるんです。この卵胞のなかに卵子はいるんです♪
子宮のなかのにある卵巣。その卵巣のなかにある卵胞のなかで、卵子は育っていくんですね。
子作り基礎知識タイム!子宮のサイズは妊娠していない人の場合、だいたい鶏の卵ぐらいの大きさといわれているんだって!
そして子宮のなかにある卵巣は2~3cm位のかわいいサイズ♪鶏の卵のなかにウズラの卵が二つ入ってるようなイメージなのかもね♪
排卵の仕組みはこれ!卵胞が破けると卵子は卵管にキャッチされるんだって♪子作りの基礎知識!
子宮のなかにある卵巣。その卵巣のなかにある卵胞のなかで卵子が育つと、いったい次はなにが起こるのでしょうか?
子宮のなかには、下垂体とよばれる器官があります。
この下垂体というのは2つの重要なホルモンを分泌している器官です。
ひとつは「卵子を育てて成熟させるためのホルモン」。
もうひとつは「成熟した卵子を外に出すホルモン」です。
最初に下垂体からは「卵子を育てて成熟させるためのホルモン」が分泌されます。そうすることで、卵胞のなかにある卵子がすくすくと育ち成熟していってくれるんですね。
一般的には毎月左右の卵巣のどちらか片方から、1個だけ卵子が育っていきます。左右どちらかの卵巣にある卵胞が卵子の成熟にあわせてどんどん膨らんで大きくなっていきます。
下垂体から出た「卵子を育てて成熟させるためのホルモン」の働きにより卵子が成熟し卵胞が大きくなると、次は「成熟した卵子を外に出すホルモン」が働き出します。
この「成熟した卵子を外に出すホルモン」の働きにより、卵胞が破けていよいよ卵子が姿を現してくれます!
狭い卵胞のなかにいた卵子は、卵胞が破けるといよいよ自由の身に!
・・・といいたいところですが、卵子は自由の身ではなく、次はさらわれてしまうんです。
実は、卵胞が破れむき出しになった卵子は卵管と呼ばれる管に吸い上げられていくんです。
この卵管というのは人の手のような形をしていて、むき出しになった卵子をさらっていくようなイメージで卵子をとらえる器官なのです。
卵管の先端部分である卵管采(らんかんさい)といわれるところで、卵子がとらえられます。そして、卵管に吸い上げられた卵子は卵管内に入り、卵管膨大部(らんかんぼうだいぶ)という部分に到着します。
この一連のながれが排卵と呼ばれる現象なんです♪
卵子は、卵胞から出て自由の身になれると思ったら、すぐに卵管にさらわれちゃうんだね♪
ちなみに、卵子の成熟にあわせて卵胞のサイズが20mm前後に膨らんだときに、下垂体から「卵子を外に出すホルモン」が排出されるんだよ♪妊娠や子作りについての妊活基礎知識の豆情報だよ♪
精子が卵子のもとに辿り着けるのは・・・数億匹のなかで、なんとたったの1匹だけ!
一方、この排卵のタイミングで子宮のなかに放出された精子たちは、どうやって卵子とめぐり合うことができるのでしょうか?これも妊娠や子作りについての妊活基礎知識ですがしっかり学んでおきたいポイントです。
一般に1回の射精で4000万~数億匹の精子が子宮のなかに放出されるといわれています。
この放出された精子たちはここから生き残りを掛け、妊娠にむけた大冒険が始まります!
まず、精子たちは子宮頸管(しきゅうけいかん)という第一関門を突破しようとします。この子宮頸管を突破した精子たちだけがその奥の子宮に入り込むことが出来、妊娠にむけた大冒険を続けられるのです。
この第一関門ですでに多くの精子たちの妊娠にむけた冒険は終わってしまいます。最初に数億匹いた精子たちのなかで、子宮頸管を突破できるのは数千匹にまで少なくなっているのだとか・・・
選ばれし元気のよい残った精子たちのみ、子宮頸管という関門を突破していきます。
子宮頸管を突破し、子宮のなかに入り込めた精子たちは卵子を目指し、上へ上へと上っていきます。
精子はおたまじゃくしのようなシルエットで、自分で頑張って子宮の奥へたどり着こうとしています。
・・・・ところが、子宮の奥は左右ふたつに別れています。
どちらにも卵巣があるのですが、基本的に一度に放出される卵子は1個のみで左右の卵巣のどちらかにしかいません。
卵子がどちらにいるかわからない精子たちはそれぞれが、「こっちだ!」と思った方向に向かっていきます。
片方は卵子がいる方向。片方は卵子がいない方向・・・・
つまりこのときにまた、半分の精子たちの妊娠にむけた冒険は終わってしまいます。
この時点で生き残り、その後、卵子が待つ卵管部分に到達できるのは、わずか数十から数百匹あまりといわれています。
卵子の待つ卵管にたどり着いたわずかな数の精子たちは、一斉に卵子のもとに近づき周りを取り囲みます。
このとき卵子は、卵丘細胞(らんきゅうさいぼう)とよばれるゼリーのようなもので保護されています。
精子たちはこの卵丘細胞を溶かして卵子に会うために、残った精子たちで協力します。
卵丘細胞は精子がふれると徐々に溶け出していくのです。
残った精子たちでこの卵丘細胞に触れ合い、みんなで一生懸命溶かそうとします。
卵丘細胞が溶けて、卵子と直接、手を握れる場所にいたただ一匹の精子のみが、最後に卵子と手をつなぎ、卵子のなかに入っていくことができるのです。
こうして、射精された精子たちの妊娠にむけた冒険は幕を閉じるわけです。射精された精子が卵子と出会うまでの時間はわずか30分から数時間の間。
ものすごく短い時間で過酷な冒険を勝ち抜いた一匹の精子のみが卵子と出会えるんです。
妊娠や子作りについての妊活基礎知識タイム!膣内というのは、アルカリ性の精子にとっては生存しにくい、酸性の環境なんだって!
生存しにくい環境で頑張って卵子のもとにたどり着いた精子は、間違いなく勇者だよね!
なんだか、かっこいいね!
受精のタイムリミットは24時間!卵子と精子が出会えるのは奇跡的♪
卵丘細胞が溶けて、ようやく一匹の精子と出会うことができた卵子からは、精子と出会うと今度は、表層顆粒(ひょうそうかりゅう)と呼ばれるものが放出されます。
この表層顆粒というのは、ほかの精子を寄せ付けなくするためのもの。
純粋な卵子は最初に手を繋いだ精子としか結ばれたくないのか、表層顆粒を放出して、わずかに生き残った精子がアプローチしてきても、それを突き返すのです。
こうして卵子と精子が結ばれた状態を受精と呼ぶんですね!
卵子が卵胞から放出されて、その後幸運にもめでたく精子と出会い、結ばれるまでのタイムリミットはたったの24時間。
24時間以上すぎてしまうと卵子は生きていることが出来ないんです。
卵子と精子が出会うのは簡単なことじゃありません。精子の果敢なチャレンジと勇気、そして卵子の純粋な想いが一致したときにだけ結ばれる、はかなくも感動的なストーリーなんです。
こうしてみると、卵子と精子が出会うというのはなんだか奇跡的な感じがしますね!
そっかあ!卵子はとっても一途で、精子はとっても勇敢なイメージに感じるね♪
たったの24時間しか出会えるチャンスがないなんて、子作りして妊娠するってとってもロマンティックだね~♪
受精卵となった卵子と精子。卵管を移動し子宮内膜のふかふかベッドに着床できたら・・・おめでとうございます!妊娠です♪
さあ、今回の「初めての妊活と子作り!妊娠の仕組みと基礎知識を学ぼう♪」も残りわずかです!卵子と精子が受精すると受精卵になります。
この受精卵は5日ほどかけて卵管のなかを移動して、子宮に移動していきます。
子宮に移動する途中、この受精卵は細胞分裂を繰り返します。最初の24時間で2つに、次の24時間で4つにという風に自らの細胞をどんどん増やしていくのです。(細胞分裂によって増えた細胞を胚細胞といいます。)
子宮に移動した受精卵は子宮のなかにある、ふかふかのベッドに潜り込みます。
この潜り込んだ状態のことを着床(ちゃくしょう)といいます。
そしてこのふかふかのベッドは正式には子宮内膜(しきゅうないまく)と呼ばれています。
約5日間の長い卵管の旅を終えたあと、最後は子宮内膜に降り立つことが出来るかが最終関門です。
必ずしも卵管を抜けたからといって子宮内膜のふかふかのベッドに降り立てるわけではありません。
この最後の関門を突破し幸運にも無事に受精卵が子宮内膜に到着した状態を着床といい、この状態がいわゆる妊娠になるんですね。
こうして読んでもらうと、子作りをして妊娠するってとってもすごいことなんですね!
今回最後の妊娠や子作りについての妊活基礎知識タイム!子宮内膜はふかふかのベッドみたいなんだって♪
受精卵が無事に着床して妊娠するためには、この子宮内膜がふかふかの状態になっている必要があるみたいだよ♪
ということで今回の「初めての妊活と子作り!妊娠の仕組みと基礎知識を学ぼう♪」の補習はおしまいです。最後に私が妊娠するために大切にしていた葉酸サプリについてお話します♪
さいごに…子作りをするなら間違った葉酸サプリは飲まないでください
最後に少しだけお話しするのが、冒頭で少しお話した葉酸サプリについてです。
子作りをして妊娠したいと思っている方なら、既に葉酸サプリの重要性をご存知かと思いますので、飲んでいない人はおそらくいらっしゃらないはずです。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くして妊娠しやすくしてくれ、妊娠後の赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるもので、現在では不妊治療の専門医だけでなく、国も「妊娠したい人は積極的に」葉酸サプリを摂取するように勧告しています。それだけ葉酸サプリというのは、子作りをして妊娠したいと思う人にとっては最重要なものなのです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
また、子宮内膜が薄いと着床しにくくなり妊娠することができなくなるので、妊娠したいと願う方にとっては葉酸サプリは何より重要なもののひとつになってきます。
私も妊活中からずっと葉酸サプリを摂取した結果、妊娠出産することができましたが、葉酸サプリはただ飲めばいいわけではありません。
妊娠するために最適な葉酸サプリを飲まなければ意味がないのです。
もしも、いま飲んでいらっしゃる葉酸サプリを真剣に選んでいなかった方、もしくは実はまだ葉酸サプリを飲んでいなかった・・・という方は実際に私が妊娠するのに大切だと実感した葉酸サプリの選び方をご覧いただければと思います。選び方だけではなく、不妊治療中、私が実際に効果を実感した葉酸サプリについても少しだけお話しています。
⇒多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠することができた私が実感した、妊娠するために大切な葉酸サプリの選び方の解説はこちらをクリック
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
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