なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?
不妊治療を始めて、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用する人は多いと思います。しかし、医師から処方されて飲み始めたものの排卵誘発剤なぜかクロミッドが効かない・・・卵胞のサイズが大きくならないという人はどんな原因があるのでしょうか。
その先のステップや対策について知り、上手に妊活ライフをはじめましょう!
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
こんにちは!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)がなぜ効かないかについてご存知でしょうか?
不妊治療を始めると、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を処方されるケースは多いと思いますが、
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない・・・
そんな現実に直面することは少なくありません。
なぜ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んでも卵胞が大きくならないのでしょうか。
なぜ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んでも効かないのでしょうか。
私も実際に不妊治療による妊活を始めるときに、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない原因について学習しました。
ここでは、私が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中に学んだ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない原因や、その対策をお話していきたいと思います。
この「ひよこいキャンパス」を読んでいただければ、不妊治療による妊活の末、妊娠することができた私と同じだけの妊活知識について知っていただけると思います。
それではひよこいキャンパス、排卵誘発剤の教室補習編「なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?」のはじまりです!
なぜ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かないの?
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない理由は大きく分けて2つのケースが考えられます。
飲み始めて最初のほうは効いていて卵胞も大きく育っていたのに、少しずつ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かなくなった場合と、飲み始めたばかりなのに、最初から排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない場合です。
ケース1.飲み始めたばかりなのに効かない
まず一つ目のケースは処方されたばかりにも関わらず排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かないケースです。
この場合まず考えられるのが、服用する量が足りない可能性です。通常、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)は一日1錠からスタートするケースが多いですが、個人の体質によっては1日以上の排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)服用では十分に卵胞が大きく育たない場合があります。この場合は5日間服用する排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を更に数日間プラスして服用して卵胞が育つかを試します。
そしてその状況を見ながら、次の周期には1日1錠だったものを1日2錠に増やすなどして卵胞を育てる方法を探っていきます。
ケース2.効いていたのに効かなくなった
二つ目のケースは排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効いていたのに、効かなくなったケースです。
この場合は、身体に耐性がついてしまったため、排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かなくったと考えられます。
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を服用すると多くの場合、少しずつ薬の効果が少なくなっていき徐々に効かなくなっていきます。
最初は服用する量を増やして卵胞を育てるようにしていきますが、それでも効かなくなってくると排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)の服用をやめて違う方法を探っていくことになります。
なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?のぴよぴよタイム!
排卵誘発剤クロミッド(クロミフェン)が効かない理由は主に2つあるんだね!
次は排卵誘発剤クロミッド(クロミフェン)が効かなくなった場合、次はどうすればいいのかについてのお話です。
なぜ排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かないなら次はどうなるの?
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない場合は、より効果や作用が強い排卵誘発剤にステップアップしていきます。クロミッドは排卵誘発剤の中では比較的、副作用も弱く使いやすいことから不妊治療の場面ではひろく使われています。
ただし、クロミッドは使用を続けると効かなくなってくるケースが多いので、その場合は注射療法などに切り替えていくのです。注射は効果は高いですが副作用も強く、また自分の腹部などに毎日自分で注射をしなければならないため、肉体的にも精神的にもクロミッドの服用よりもうんと負担が掛かります。
そのため、もしもクロミッドが効かない状態になってきたときには、なるべく早い周期で妊娠できるように自分で出来る体質改善も積極的に取り入れる努力も必要になってきます。
なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?のぴよぴよタイム!
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない場合は次のステップとして自己注射する場合がよくあるんだよね。
私もやったことがあるけれど、あれは痛いから毎日夜、自分で注射するのはかなりつらいなあと思ってました・・・。
卵胞が育ったときのためにしっかり子宮内膜をケアしよう
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かなくなってくると、どんどん作用が強い薬にシフトしていかなくてはいけないので副作用のリスクも上昇していきます。
少しでも確実に早く妊娠を目指すには、卵胞が育ったときのことも想定しておかなくてはいけません。卵胞が育ち卵子が排卵され、タイミングよく精子に出会うことが出来ると受精卵になります。
この受精卵は子宮のなかの卵管という細い管を上っていき、その先にある子宮内膜までたどり着くように頑張るのです。子宮内膜にたどり着き、無事に張り付くことができたら着床と呼ばれ、この状態になり初めて妊娠が成立するのです。
しかし子宮内膜にたどり着いても着床できないケースも少なくありません。子宮内膜はふくふかのベッドのような厚みのある状態でないと受精卵が着床することが出来ないのです。
子宮内膜が薄いと受精卵は着床できず、いくら排卵誘発剤で排卵ができたとしてもいつまでも妊娠出来ないケースがある原因のひとつはこのためです。
だから妊娠をしたいと望む人にとっては、子宮内膜を常に厚くしていつでも受精卵が着床できる状態に整えておくことがとても重要になるのです。
一番簡単で確実な対処法のひとつとして、子宮内膜を厚くしてくれる効果がある葉酸を日頃から必ず摂取することが排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)を飲んで妊娠を目指すには大切なポイントになります。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
成人が一日に必要な葉酸の推奨量は240μgなのですが、妊婦の場合の一日に必要な葉酸の推奨量は400μgと2倍近い量が必要になってきます。これをもしも食事だけで補おうとすると、毎日、茹でたほうれん草を4束も食べ続けなければならない計算になるのです。(生のほうれん草1束200gあたりの葉酸含有量は420μg)
現代では共働きの世帯も多いので、妊娠中も働いている人も少なくないと思います。もちろん理想を言えばすべて食品から摂取したいという人も多いと思いますが、茹でたほうれん草を4束も毎日食べ続けるのはさすがにちょっと現実的ではないのではないでしょうか。
毎日4束分食べ続けるのも大変ですし、毎日4束ほうれん草を買うとなると経済的にも負担がかかります。
ほうれん草1束200円だとしても一日800円かかることになります。これが1ヶ月となると24,000円です・・・・
妊娠を望む人や妊娠中の人にとっては、葉酸の摂取は必須なのですが、このように食事から毎日必要量を摂取し続けるのは困難で現実的ではないので、厚生労働省も葉酸不足にならないように、葉酸サプリメントの摂取を積極的に推奨しているんですね。
なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?のぴよぴよタイム!
排卵誘発剤クロミッド(クロミフェン)は子宮内膜を薄くしてしまう副作用があるから、それを防ぐためにも葉酸の摂取はとても重要だよ。
クロミッドが効かなくなったら次は自己注射などにステップアップしていく可能性があるから、なるべくあの注射の痛みを短い期間で終わらせられるようにしたいですよね・・・
なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?まとめ
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない原因は主に、服用量が足りない場合と、身体に耐性が出来てしまったために効かなくなってしまうケースがあげられます。
排卵誘発剤クロミッド(セロフェン、クロミフェン)が効かない場合には、次にステップとして注射などの更に効果の強い排卵誘発剤にステップアップしていきます。
いずれも徐々に身体が慣れてきてしまい、効かなくなるケースがありますので排卵誘発剤が効いているうちになるべく早く妊娠できるように、子宮内膜のケアなど自分で出来ることも取り入れていくことが大切なポイントになります。
なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?まとめ
- クロミッドの量を増やしても効かない場合は、より効果が強い排卵誘発剤にステップアップ
- 自分で出来る体質改善も取り入れて、出来ることは前向きにおこないましょう
- クロミッドの副作用である子宮内膜が薄くなることを防ぐために葉酸を摂取すること
「なぜクロミッドが効かない?次のステップはどうなる?」の補習はおしまいです♪最後にクロミッドを服用していた私が妊娠するために大切にしていたことをお話します♪
さいごに…クロミッドを服用するなら、間違った葉酸サプリを飲まないことが大切
最後に少しだけお話しするのが、クロミッドを服用している人には知っておいて頂きたい、葉酸サプリについてです。
クロミッドを服用されている方なら、既に葉酸サプリの重要性をご存知かと思いますので、飲んでいない人はおそらくいらっしゃらないはずです。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くして妊娠しやすくしてくれ、妊娠後の赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるもので、現在では不妊治療の専門医だけでなく、国も「妊娠したい人は積極的に」葉酸サプリを摂取するように勧告しています。それだけ葉酸サプリというのは、妊娠したいと思う人にとっては最重要なものなのです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
また、クロミッドは排卵させやすくしてくれる効果がある反面、子宮内膜を薄くしてしまい妊娠しにくくなる副作用がありますので、クロミッドを服用されている方にとっては葉酸サプリは何より重要なもののひとつになってきます。
私も妊活中からずっと葉酸サプリを摂取した結果、妊娠出産することができましたが、葉酸サプリはただ飲めばいいわけではありません。
妊娠するために最適な葉酸サプリを飲まなければ意味がないのです。
もしも、いま飲んでいらっしゃる葉酸サプリを真剣に選んでいなかった方、もしくは実はまだ葉酸サプリを飲んでいなかった・・・という方は実際にクロミッドを服用していた私が妊娠するのに大切だと実感した葉酸サプリの選び方をご覧いただければと思います。選び方だけではなく、不妊治療中、私が実際に効果を実感した葉酸サプリについても少しだけお話しています。
⇒多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠することができた私が実感した、妊娠するために大切な葉酸サプリの選び方の解説はこちらをクリック
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
タグ:排卵誘発剤の教室