デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいの?
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
こんにちは!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいのか?ご存知でしょうか?
ここでは、不妊治療で使用されることの多い、デュファストンについてお話していきたいと思います。デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいのか?ついて知り、不安を安心に変えて妊活に取り組みましょう。
それではひよこいキャンパス、不妊治療の教室「デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいの?」のはじまりです!
デュファストンの用法と用量について
デュファストンは不妊治療で使用されることの多い、不妊治療薬の一種です。
デュファストンは妊娠に不可欠な黄体ホルモンを補充する役目を持った薬で、主に、「生理不順(月経サイクル)を整える効果」、「妊娠する可能性を高める効果」、「妊娠を継続しやすくする効果」の3つの効果を持っています。
- デュファストンを使用することで、「生理不順(月経サイクル)を整える」ことができ、排卵のタイミングをつかみやすくなります。
- デュファストンを使用することで、黄体ホルモンが体内に増え、受精卵が子宮内膜に着床し続けやすくなり「妊娠する可能性を高める」ことができます。
- デュファストンを使用することで、黄体ホルモンが体内に増え、子宮内膜の厚さを維持し「妊娠を継続しやすくする」ことができます。
このようにデュファストンは妊娠に必要不可欠な黄体ホルモンを補充することで、妊娠しやすくしてくれる不妊治療薬なんです。
デュファストンの用法用量については通常、1日に1~3錠を1回1錠、1日1~3回にわけて服用するのが一般的です。
デュファストンの飲み方は目的によってかわってくる
デュファストンは低温期でも高温期でも飲める薬で、飲み方、飲むタイミングというのは目的によって変わってきます。
「生理不順(月経サイクル)を整える」
生理不順(月経サイクル)を整えることを目的にデュファストンを飲む場合は、デュファストンで黄体ホルモンを補充することで、生理が起こりやすくなります。
一般に生理というのは着床に使われなかった子宮内膜が剥がれ落ちる現象をさすのですが、黄体ホルモンの分泌が少ないと子宮内膜が充実せず、着床してないのに生理がこないということもあります。
そのため、デュファストンを一定期間服用して、意図的に黄体ホルモンを体内に増やし、子宮内膜を充実させ生理が起こりやすくさせるのです。一般的にはデュファストンを飲み終えてから2~3日で生理がくることが多いです。
「妊娠する可能性を高める」
妊娠する可能性を高めることを目的にデュファストンを飲む場合は、受精卵が子宮内膜に着床しやすくするために飲むことになります。
その場合は、排卵後の時期に黄体ホルモンの補充のためにデュファストンを飲むことがあります。
「妊娠を継続しやすくする」
妊娠を継続しやすくすることを目的にデュファストンを飲む場合は、受精卵が子宮内膜に着床し続けやすくするために飲むことになります。
着床すると体内からは自然と黄体ホルモンの分泌が増えるのですが、黄体機能不全などなんらかの原因で黄体ホルモンの分泌が弱い人の場合は、着床後の黄体ホルモン不足による流産を防ぐため、高温期の維持のためにデュファストンを飲むことがあります。
デュファストンを飲み忘れた時は次に飲む間隔を意識する
デュファストンを処方されると1週間から10日間ほどは毎日飲むことになりますが、うっかり飲み忘れてしまうこともあると思います。もしデュファストンを飲み忘れてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。飲み忘れたタイミングごとの対処法をみていきましょう。
ケース1.飲み始める日を1日忘れた!飲み忘れパターン
デュファストンを飲み始める日のタイミングを忘れてしまって、「あっ!昨日からだったのに飲み忘れた!」と気が付くケースです。
対処法:
この場合は、気が付いたタイミングをスタート日にしてデュファストンを飲みはじめてください。飲み忘れてスタート日が1日ずれたとしてもデュファストンの効果は期待できますので、心配しすぎずに過ごしましょう。
ケース2.途中1回忘れた!飲み忘れパターン
通常、デュファストンを処方されると1週間から10日間ほど飲み続けるのですが、飲み始めはきちんと覚えて飲んでいたけれど、途中うっかり飲み忘れた日があり、「あっ!今日のお昼の分、1回飲み忘れた!」と気が付くケースです。
対処法:
この場合は、飲み忘れた分は気が付いたタイミングで飲むようにしましょう。ただし、次のデュファストンを飲む時間が近い場合には、飲み忘れたぶんは飲まずに、1回分は飛ばして次の時間の分のみデュファストンを服用します。
デュファストンの飲み忘れは、気が付いたタイミングで飲む場合と、飲み忘れた分は飲まずに過ごすパターンがあるということなんですね。
デュファストンの飲み忘れで一番やってはいけないのは、まとめて飲んでしまうこと
デュファストンを飲み忘れたときに一番やってはいけないことは、飲み忘れた分を含めて2回分を一度に服用することです。
一度にまとめて2回分のデュファストンを飲むことは、自分で勝手飲む量を増やしてしまうことと同じで、用量オーバーになってしまいますので絶対にやめましょう。
万が一、誤って多く飲んだ場合には、必ず病院に電話をして相談するようにしてください。
例えば1日1錠寝る前の服用のところ、飲み忘れて朝気が付いた場合などは昨晩の分を朝飲んでしまって大丈夫です。ただし1日2錠、朝夜1錠ずつ服用の場合は、昨晩の分を朝飲むと、朝2錠飲むことになってしまい、1回の容量が多くなってしまいますので、その場合は昨晩の分は飲まずにスキップしましょう。
デュファストンを飲み忘れたら効果はなくなる?影響は?
デュファストンは飲み始めたら1週間から10日間ほど毎日飲み続けることの多い薬ですので、ついうっかりデュファストンを飲み忘れた!という経験をしたことがある人は少なくないはず。もしもデュファストンを飲み忘れてしまったらその周期のデュファストンの効果はなくなってしまうのか、心配になるかと思います。
でも安心してください。
デュファストンを飲み忘れてもその周期の効果がなくなるわけではありません。1回や2回デュファストンを飲み忘れたとしてもきちんと身体の中に黄体ホルモンは補充されていますのでデュファストンの効果は期待できます。
もちろん4回、5回と飲み忘れてしまったらさすがにその周期のデュファストンの効果に影響が出てくる可能性はありますが、1回や2回程度でしたらあまり心配しすぎずに過ごされるのがいいと思います。
なるべくデュファストンを飲み忘れないようにするために例えば携帯電話のアラームを飲む時間にセットしておくなどして、うっかり飲み忘れたということを防ぐ工夫も取り入れてみるといいでしょう。
デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいの?のまとめ
デュファストンを飲み忘れてしまっても心配しすぎる必要はありません。
1回デュファストンを飲み忘れたとしても、その周期のデュファストンの効果が全くなくなるわけではありません。飲んだ分は効いているので、不安になり過ぎないようにしましょう。
デュファストンの処方量などは個人個人異なりますので、飲み忘れた際の一番の対処法はまず病院へ連絡し状況を伝えること。その上で飲み忘れた分を飲むか飲まないかを判断できれば確実です。
デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいの?のまとめ
- デュファストンを飲み忘れたら気が付いたタイミングで飲む
- 次回の服用時間に近い場合は、飲み忘れた分は飲まない
- 飲み忘れた分をまとめて飲まない。1回の容量は守る
- 飲み忘れで不安なときは病院へ電話して指示を受ける
「デュファストンを飲み忘れたらいつ飲めばいいの?」の補習は以上になります。最後にデュファストンを使用して妊娠できた私が妊娠するために大切にしていたことをお話します♪
さいごに…デュファストンを服用をするなら、間違った葉酸サプリを飲まないことが大切
最後に少しだけお話しするのが、デュファストンを服用する人には知っておいて頂きたい、葉酸サプリについてです。
妊活で一番重要視しなければいけないのは、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれる準備をすることですが、これから授かる赤ちゃんが元気に生まれてくるために大切なのは、葉酸サプリをしっかり飲む事だってご存知でしたか!?
デュファストンで真剣に妊娠を目指している方なら、既に葉酸サプリの重要性をご存知かと思いますので、飲んでいない人はおそらくいらっしゃらないはずですが、葉酸サプリは妊娠したい女性は積極的に摂取するようにと、厚生労働省が勧告をしているくらい重要なもので、これだけは最低限はじめたほうがいいものなんです。
諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。
というのも・・・葉酸サプリを妊娠前から積極的に摂取しておくだけで、赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるんです。
妊娠したいと思ったら、一番最初に始めたほうがいいのが葉酸サプリをしっかり飲むこと。子供を授かってからでは遅いんです。子供が欲しいと思ったときが葉酸サプリを飲み始めるのに最も適したタイミングなんです。
それだけではありません。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くしてくれて、妊娠しやすい身体作りをサポートしてくれます。そのような背景があり、国だけでなく妊娠のプロである不妊治療の専門医の先生達も、葉酸サプリは妊娠したいなら必ず摂取するように呼びかけているんです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
葉酸は妊娠を考えはじめた時から服用しましょう。
参考元:浅田レディースクリニック
葉酸サプリは子宮内膜を厚くして妊娠しやすくしてくれ、妊娠後の赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるもので、現在では不妊治療の専門医だけでなく、国も「妊娠したい人は積極的に」葉酸サプリを摂取するように勧告しています。それだけ葉酸サプリというのは、妊娠したいと思う人にとっては最重要なものなのです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
デュファストンは黄体ホルモンを補充して妊娠へのサポートをしてくれますが、デュファストンさえ飲めば誰でも妊娠できるというわけではありません。
デュファストンを服用する人にとって大切なのは、排卵したチャンスを逃さないことです。
排卵しても着床しなければ妊娠は出来ません。着床するには子宮内膜がふかふかな状態になっていなければいけないのです。
デュファストンは妊娠しやすくしてくれる薬で、デュファストンそのものにも子宮内膜の厚さを維持してくれる効果はありますが、デュファストンの効果を無駄しないためにも日頃から葉酸サプリをきちんと摂取して子宮内膜をふかふかにしておくことを忘れないようにしてください。デュファストンで妊娠したいと強く願う方にとっては葉酸サプリは何より重要なもののひとつになってきます。
私も妊活中からずっと葉酸サプリを摂取した結果、妊娠出産することができましたが、葉酸サプリはただ飲めばいいわけではありません。
妊娠するために最適な葉酸サプリを飲まなければ意味がないのです。
もしも、いま飲んでいらっしゃる葉酸サプリを真剣に選んでいなかった方、もしくは実はまだ葉酸サプリを飲んでいなかった・・・という方は実際にデュファストンを服用していた私が妊娠するのに大切だと実感した葉酸サプリの選び方をご覧いただければと思います。選び方だけではなく、不妊治療中、私が実際に効果を実感した葉酸サプリについても少しだけお話しています。
⇒デュファストンを服用して妊娠することができた私が実感した、妊娠するために大切な葉酸サプリの選び方の解説はこちらをクリック
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
タグ:不妊治療の教室