HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストか
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
こんにちは!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストかについてご存知でしょうか?
HCG注射は不妊治療で使用される排卵誘発剤の一種ですが、HCG注射にはタイミングを取るベストな日があるんです。ここでは、HCG注射と排卵後の夫婦生活のタイミングの関係についてお話していきたいと思います。
それではひよこいキャンパス、排卵誘発剤の教室「HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストか」のはじまりです!
HCG注射後は24時間から36時間後に排卵が促される
排卵直前に使用するHCG注射は、大きく育った卵胞を確実に排卵させるために使用します。HCG注射はうってから24時間~36時間以内に排卵が促されるため、その時間にタイミングを合わせると妊娠する確率が高くなるのです。
卵子の寿命は24時間。精子の寿命は72時間。この間に出会う必要がある
HCG注射を使用すると24時間~36時間以内に排卵が促されるのですが、排卵された卵子、および射精された精子はずっと生き続けられるわけではありません。
射精された精子は射精後の寿命はおよそ72時間と言われています。72時間の間に卵子と出会うことが出来たら受精卵になることができ、妊娠へ前進するのですが72時間以内に出会えなければ精子たちはみな生存することができなくなります。
一方、排卵された卵子の寿命はもっと短く、たったの24時間しか生存することができません。その間に精子と出会うことが出来なければ卵子は死んでしまい、その周期で妊娠する可能性はなくなってしまうのです。
精子の寿命は72時間
卵子の寿命は24時間
このわずかな時間に精子と卵子がお互い出会うことが出来なければ妊娠することはできないのです。
HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストか?のぴよぴよタイム!
卵子のほうが精子よりも寿命が短いんだね♪卵子が生きているうちに精子と出会えるようにタイミングを合わせることが大切なんだね♪
HCG注射をうった翌日と翌々日に連続でタイミングをとるようにしましょう
HCG注射を排卵直前に使用すると、注射後24時間~36時間後に排卵が起こります。そのため、夫婦生活のタイミングをとるのは、HCG注射後の翌日と翌々日に連続でタイミングを取るのが効果的と言われています。
例えば・・・
1月1日の午後19時にHCG注射を打ったなら、
1月2日の午後19時から1月3日の午前7時までの間に排卵が起こります。
この場合、1月2日と1月3日にタイミングをとっておけば、確実に卵子が生存している間に精子を子宮に届けることが出来るようになります。
HCG注射後の翌日と翌々日に連続でタイミングを取る
精子の生存期間は72時間ありますので、1月2日の早い時間にタイミングを取ったとしてもきちんと生存していますので、このことを覚えておけば、それぞれの日のタイミングを取る時間についてはあまり悩む必要はありません。
HCG注射をうった当日も含めた3日連続でタイミングを取れればベスト
HCG注射は、注射後24時間~36時間後に排卵が起こる排卵誘発剤ですが、卵胞のサイズや個人の体質などによっては多少排卵される時間が前後することがあります。
人によってはHCG注射当日に排卵してしまったようだというケースもあるようなので、もしも出来る限りチャンスは逃したくないという周期には、万が一、HCG注射当日に排卵してしまうことに備えておくといいと思います。
その場合は、HCG注射をうった当日も含めた3日連続でタイミングを取れればベストです。
もしも2日連続や3日連続でタイミングは取れない場合は、HCG注射当日と翌々日にタイミングを取るのもあり
ただ、3日連続でタイミングを取るのは確実性はあがりますが、時間的に体力的に厳しいという人も少なくないはず。
そういうときはやはり、HCG注射をうった翌日と翌々日にタイミングを合わせるのが基本になりますが、2日連続でタイミングをあわせるのも体力的に厳しいという方もいらっしゃるかもしれません。
その場合は、HCG注射をうった当日と翌々日にタイミングをとるという選択肢もあります。2日連続でタイミングを取るのは難しくても一日あければ出来そうだという方は、そういう選択肢も考えてみるといいと思います。
例えば・・・
1月1日の午後19時にHCG注射を打ったなら、
1月2日の午後19時から1月3日の午前7時までの間に排卵が起こります。
この場合、1月1日と1月3日にタイミングをとっておけば、静止の生存時間は72時間ですので、1月1日から1月3日の間はずっと精子が子宮の中に生存している状態をつくることができます。
そうすれば、1月1日に早めに卵子が排卵したとしても、通常通り1月2日か1月3日に卵子が排卵されたとしても、どちらの場合でも、確実に卵子が生存している間に精子を子宮に届けることが出来るようになります。
HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストか?のぴよぴよタイム!
HCG注射後は翌日と翌々日にタイミングを合わせるのが基本パターンなんだね♪念には念を入れて、HCG注射当日から3日連続でタイミングを取れたら理想的♪
クロミッドなどの排卵誘発剤を併用しているときもタイミングの取り方は同じ
HCG注射を使用する人は、その前にクロミッドなどの排卵誘発剤であらかじめ卵胞を大きく育てている人も少なくないはずです。クロミッドなどを使用している場合のHCG注射後のタイミングの取り方についても取る時期は同じです。
クロミッドなどの排卵誘発剤は、使用を重ねるたびに身体に耐性が出来てしまい、どんどんと効かなくなってきてしまいます。なるべく薬が効いているうちに妊娠にたどり着けるよう、クロミッドやHCG注射を使用している人は、毎周期なるべくたくさんタイミングをあわせられるように頑張りましょう。
HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストかのまとめ
HCG注射をうったときのタイミングの取り方は、基本的には翌日と翌々日にタイミングを合わせるといいのですが、2日連続でタイミングを合わせるのは難しいケースもあるかと思います。その場合は、卵子の生存時間、静止の生存時間を考慮して、一日おきにタイミングを取るなどの方法もあります。
HCG注射後のタイミングの取り方は、この3パターンになります。
HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストかのまとめ
- ベーシックパターン:HCG注射後の翌日と翌々日に2日連続で取る
- 理想パターン:HCG注射後の当日と翌日と翌々日に3日連続で取る
- 連続が難しい場合パターン:HCG注射後の当日と翌々日に1日あけて取る
「HCG注射で排卵後はいつタイミングをとるのがベストか」の補習は以上になります。最後にHCG注射を使用して妊娠できた私が妊娠するために大切にしていたことをお話します♪
さいごに…HCG注射をするなら、間違った葉酸サプリを飲まないことが大切
最後に少しだけお話しするのが、HCG注射をする人には知っておいて頂きたい、葉酸サプリについてです。
妊活で一番重要視しなければいけないのは、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれる準備をすることですが、これから授かる赤ちゃんが元気に生まれてくるために大切なのは、葉酸サプリをしっかり飲む事だってご存知でしたか!?
HCG注射で真剣に妊娠を目指している方なら、既に葉酸サプリの重要性をご存知かと思いますので、飲んでいない人はおそらくいらっしゃらないはずですが、葉酸サプリは妊娠したい女性は積極的に摂取するようにと、厚生労働省が勧告をしているくらい重要なもので、これだけは最低限はじめたほうがいいものなんです。
諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。
というのも・・・葉酸サプリを妊娠前から積極的に摂取しておくだけで、赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるんです。
妊娠したいと思ったら、一番最初に始めたほうがいいのが葉酸サプリをしっかり飲むこと。子供を授かってからでは遅いんです。子供が欲しいと思ったときが葉酸サプリを飲み始めるのに最も適したタイミングなんです。
それだけではありません。
葉酸サプリは子宮内膜を厚くしてくれて、妊娠しやすい身体作りをサポートしてくれます。そのような背景があり、国だけでなく妊娠のプロである不妊治療の専門医の先生達も、葉酸サプリは妊娠したいなら必ず摂取するように呼びかけているんです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
葉酸は妊娠を考えはじめた時から服用しましょう。
参考元:浅田レディースクリニック
葉酸サプリは子宮内膜を厚くして妊娠しやすくしてくれ、妊娠後の赤ちゃんの先天性異常の発症リスクを72%も軽減してくれるもので、現在では不妊治療の専門医だけでなく、国も「妊娠したい人は積極的に」葉酸サプリを摂取するように勧告しています。それだけ葉酸サプリというのは、妊娠したいと思う人にとっては最重要なものなのです。
葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。
HCG注射は高い確率で排卵が望めますが、排卵しても誰でも妊娠できるというわけではありません。
HCG注射をする人にとって大切なのは、注射の苦痛に耐え努力の末に排卵したチャンスを逃さないことです。
排卵しても着床しなければ妊娠は出来ません。着床するには子宮内膜がふかふかな状態になっていなければいけないのです。
HCG注射は排卵させやすくしてくれる薬ですが、HCG注射の効果を無駄しないためにも日頃から葉酸サプリをきちんと摂取して子宮内膜をふかふかにしておくことを忘れないようにしてください。HCG注射で妊娠したいと強く願う方にとっては葉酸サプリは何より重要なもののひとつになってきます。
私も妊活中からずっと葉酸サプリを摂取した結果、妊娠出産することができましたが、葉酸サプリはただ飲めばいいわけではありません。
妊娠するために最適な葉酸サプリを飲まなければ意味がないのです。
もしも、いま飲んでいらっしゃる葉酸サプリを真剣に選んでいなかった方、もしくは実はまだ葉酸サプリを飲んでいなかった・・・という方は実際に私が妊娠するのに大切だと実感した葉酸サプリの選び方をご覧いただければと思います。選び方だけではなく、不妊治療中、私が実際に効果を実感した葉酸サプリについても少しだけお話しています。
⇒多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも妊娠することができた私が実感した、妊娠するために大切な葉酸サプリの選び方の解説はこちらをクリック
※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
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