妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイント
今回は、妊娠初期に出血したときの出血の種類と病院連絡時の5つのポイントに関するお話です。
妊娠中の中でも特に流産の危険性の高い妊娠初期。妊娠初期に出血の症状が見られた場合、不安になることも多いと思いますが、出血には安全な出血と危険な出血の2種類があります。それぞれの特徴を知り、出血があった場合は必ず病院へ連絡するのが大切です。
その際に慌てずに病院に症状を伝えるために大切な5つのポイントを知り、安心してマタニティライフをはじめましょう!
※ひよこいキャンパスは、多嚢胞性卵巣症候群の不妊治療による妊活を経験した妻のひよこいがナビゲートします♪
初めての妊娠。
大きな喜びと同時になにからなにまで初めての経験で、少しドキドキしながら過ごされる方が多いのが妊娠初期です。
そんなある日、見慣れない出血が・・・
「出血したけど赤ちゃんは大丈夫なのかな・・・」
そんな不安を感じたら必ず病院へ連絡してください!
こんにちは!多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活をしていた、ひよこいです。
あなたは、妊娠初期に出血したときの出血の種類と病院連絡時のポイントを知っていらっしゃいますか?
私も実際に不妊治療による妊活を始め妊娠したときに、妊娠初期に出血したときの出血の種類と病院連絡時の5つのポイントについて学習しました。
ここでは、私が多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中に学んだ、妊娠初期に出血したときの出血の種類と病院連絡時のポイントについて、私が知っていることを全てお伝えしていきたいと思います。
この「ひよこいキャンパス」を読んでいただければ、不妊治療による妊活の末、妊娠することができた私と同じだけの妊活知識やマタニティ知識について知っていただけると思います。
それではひよこいキャンパス、妊娠初期症状の教室補習編「妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイント」のはじまりです!
妊娠初期の出血には、安全な出血と危険な出血の2種類があるんです。
妊娠初期に起こる出血には安全な出血と危険な出血の2種類があります。
妊娠初期のこの時期に出血したからといって、必ずしも危険なものではなく多くの場合は、身体の正常な反応としての出血なのです。ただしなかにはすぐに病院に行く必要がある危険な出血も存在します。
ここでは安全な出血と危険な出血のそれぞれの症状を詳しくお話していきたいと思います。
安全な出血について
1.着床出血
着床出血とは生理開始日から14日目から21日目位に起こる出血のことをいいます。一般に排卵は、生理開始日の14日目頃に起こるのですが、卵子が排卵され精子と出会い受精卵になったあと、この受精卵が子宮内膜に着床したタイミングで、まれに出血が起こる場合があります。
これは、受精卵が着床したときの影響で起こるもので、軽い痛みや出血が伴うことがありますが、この着床出血は、危険なものではありませんので、心配する出血ではありません。
2.絨毛膜下血腫
絨毛膜下血腫とは、妊娠初期の子宮の成長によって起こる出血です。子宮には子宮を包む絨毛膜とよばれるものがあるのですが、その絨毛膜の外側に血液がたまってしまう状態をいいます。
子宮の成長につれて発生するものですが、妊娠4~5ヶ月目位には治まります。この絨毛膜下血腫も妊娠による身体の変化の過程で起こりうる出血ですので、危険なものではありませんので、心配なさらないで大丈夫です。
3.子宮膣部びらん
膣のただれや炎症が原因で出血を起こすことがあります。おりものの量が多い、黄色いなどの症状も見られる場合は、子宮膣部びらんの可能性があります。子宮膣部びらんはほとんどの場合、治療の必要がありません。
痛みや出血が続く場合は膣内を洗浄し抗生物質を投与して治療を行うこともありますが、子宮膣部びらんが胎児の成長に悪い影響を及ぼすことはありません。この場合の出血も危険なものではありませんので、心配なさらないで大丈夫です。
危険な出血について
1.切迫流産
切迫流産とは、流産しかかっている状態のことを指します。「切迫流産」という言葉ではありますが、この状態ではまだ流産にはなっていません。妊娠22週未満で出血や痛みの症状を伴い流産の可能性がある場合を切迫流産と呼んでいます。出血とともに強い腹痛の症状を感じたら、切迫流産の危険性がありますので、すぐに病院に行ってください。このときにすぐに病院にいけば流産を防ぐことが出来ることも多いです。
切迫流産の症状でもある、出血と腹痛は赤ちゃんからのSOSです。ここで仕事が忙しいからと無理して我慢してしまうと流産してしまう危険があります。大事なのはとにかく自分で気づくことです。
2.流産(初期流産、早期流産)
切迫流産をそのままにしておくと、最悪の場合この流産を引き起こしてしまうことがあります。流産とは、妊娠22週未満までに何らかの原因で妊娠が継続できなくなってしまう状態をいいます。妊娠12週未満で流産してしまうことを初期流産や早期流産といいます。
3.胞状奇胎(ほうじょうきたい)
胞状奇胎は異常妊娠のひとつで、500人に1人位の確率で起こるといわれています。胎盤のベースとなる絨毛組織(じゅうもうそしき)が発育せず、絨毛が水ぶくれのような粒の状態になるものです。水ぶくれのような粒が子宮が覆われてしまうことで赤ちゃんが生存できなくなってしまう状態をいいます。状態によっては妊娠を継続できる可能性もありますが、残念ながら流産になってしまうケースが多いのが胞状奇胎です。
発達の過程でおこるもので、妊娠初期の妊娠2ヶ月頃から徐々に症状がでてきます。つわりが重すぎる、茶色のおりものがある、出血がある、などの症状が見られた場合にはなるべく早く病院へ行くようにしてください。
4.子宮外妊娠
受精卵が子宮以外の場所で着床してしまう状態を子宮外妊娠といいます。始めのうちは正常な妊娠と同じように経過するので、自分ですぐに気が付くことは難しいです。本来は子宮内膜に着床すべきところ、途中の細い卵管で着床してしまい、時間が経つにつれて受精卵が細さに耐え切れなくなり、激しい痛みや出血を伴うようになります。
子宮外妊娠の場合、残念ながら妊娠を継続することは出来ません。母体の安全を確保するために手術するケースも多いです。立っているのも困難なほど強い腹痛、鮮血があり量も多い、場合は子宮外妊娠の可能性がありますのですぐに病院へ行くようにして下さい。
その多くが卵管に着床するケースでこの場合は手術が必要になります。そのままにしておくと母体にダメージを与えてしまうので要注意です。
妊妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイントのぴよぴよタイム!
妊娠初期に起こる出血には様々な原因があるんだね。多くの場合は出血しても問題のない安全な出血だけど、なかには流産につながる危険な出血もあるから、妊娠初期のときは特に出血が出てないか注意深く見るようにしましょう。
出血したときの対処法
出血したときには5つのポイントを確認して、慌てずに病院へ連絡をしてください。まずは現在の「妊娠数週」。そして「いつから出血をしているのか」、出血の「色の確認」、出血の「量と回数の確認」、そのほか「出血以外の症状」がないかを電話で伝えるようにすると病院側も危険度の把握がすぐにできて、適切な対応を取ることができます。
- 妊娠週数
- いつから出血しているのか?
- 色の確認
- 量と回数の確認
- 出血以外の症状(腹痛など)
妊娠初期は出血は安全な出血である場合も多いのですが、自己判断で解決することなく必ず病院へ連絡するようにして下さい。妊娠初期に出血があっても慌てず冷静に以上の5つのポイントを病院に伝えられることが大切です。
妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイントのぴよぴよタイム!
妊娠初期に起こる出血で大切なのは必ず病院へ連絡するということ。その際に大事なのは病院側が電話越しであなたの状態を判断できるように詳しい出血の状態を伝えることです。慌てずに5つのポイントを確認して病院へ連絡するようにしましょう。
妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイントのまとめ
妊娠初期におこる出血には安全な出血と危険な出血が存在します。安全な出血は妊娠初期に起こる特有の身体の変化による症状がほとんどで、心配いりません。
危険は出血は流産の可能性を伴う腹痛のことです。妊娠初期には全妊娠の約15%が残念ながら流産になってしまいますが、この流産がおこるときには多くの場合、出血が生じるのです。妊娠初期に出血が見られた場合は、速やかにかかりつけの産婦人科の判断を仰ぎ冷静に対応するように心がけましょう。
妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時のポイントで大切なポイントは5つあります。
妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイントのまとめ
- 妊娠週数
- いつから出血しているのか?
- 色の確認
- 量と回数の確認
- 出血以外の症状(腹痛など)
「妊娠初期に出血!出血の種類と病院連絡時の5つのポイント」の補習はおしまいです♪
このページは「【妊娠初期症状バイブル】妊娠初期症状のすべてが1ページでわかる!」の補習編になります。妊娠初期症状についてもっと知りたい方は、以下の妊娠初期症状の教室の本編で詳しくお話しています。
⇒【本編】【妊娠初期症状バイブル】妊娠初期症状のすべてが1ページでわかる!
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※ひよこいキャンパスは、妻のひよこいが多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の不妊治療による妊活中の経験から学んだことをもとに作られています。みなさんの判断のもとご参考にして頂ければ幸いです。
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